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高齢者向け見守りサービスと、ロボット選びのポイント

高齢者向けの見守りサービスやロボットにはいろいろなタイプがあります。
AI見守り会話システムMaMo.を使ってみて感じた、ワタシが思う「高齢者向けロボット選びのポイント」についてです。

見守りサービスやロボットは「どんな風に見守りたいか?」によって違ってきますね。 例えば、 映像で見守りたいのか? 会話で見守りたいのか? センサーで見守り、緊急時に駆け付けたいのか?など、目的の見守り方によって選ばないといけません。

高齢者側での操作をが必要となる場合には、使いこなせることが大前提です。 そして、長く継続使用できることも大事であると考えます。

マモ会話例
※ワタシのスマホHOMEに届いた「AI見守り会話システムMaMo.のトーク」一例です。
雨が嫌だと言う母に、マモが歌をうたってくれました。 マモがママに聞こえてしまった「母の活舌の悪さ」はご愛敬です♪
高齢者向け 見守りロボット

ポイント1:操作が簡単であること

どんなに優れた見守りサービス(ロボットや機器)であっても、使いこなせないものでは意味がありません。

カメラの捉えた映像で見守る、センサーで危険を感知するというようなものであれば、見守られる側の高齢者が操作することはないだろうと思いますので、 特に問題ないと思いますが。

cameraで見守る

高齢者側で何か操作が必要な場合には、簡単でシンプルなものでなければ、使えない可能性が高いです。 お年寄りは、難しい操作や複雑な仕組みのものは苦手なので、そもそも嫌がって 使ってくれないかもしれません。 

実はワタシも、身に覚えがありまして。 ちょうど格安シムが流行りだした頃のことです。  1日中TVを観ている父の痴呆が心配だったので、シム入りでスマホをプレゼントしてみたのです。 LINEメッセージで、父とコミュニケーションを取れたらいいなと思ったからです。

しかしながら、80歳を超えた父に、スマホ操作は無理でした。 LINEのアイコンを押してトークルームを開くことすら難しかったようで、全く役に立たなかったのです。

もちろん80代でも、PCやスマホをラクラク使いこなしていらっしゃる方はおられますので、人によるとも思いますけど。 
一般的には、ボタンを押すだけ・おしゃべりするだけといったような、ごくごく簡単なものが無難と思います。

はじめに「面倒そう」「難しそう」と思われてしまったら、まず使ってもらうことができないでしょうから、説明しなくても使えるくらいが、ちょうど良いのではないかと思います。

ポイント2:継続して利用することができること

高齢者の見守りは、短期間試してお終いというものではありません。 長期的に継続して利用することができるということが、大事であると思います。

  • ●2-1:楽しいから&役に立つから続けられる

    好奇心や目新しさで最初だけ使ったとしても、すぐに飽きて見向きもしないというのでは意味がありませんね。
    ロボットと会話するのが楽しいから、毎日何度も対話するとか、 リマインド機能で服薬を促してもらえる、センサーで部屋の温度や湿度を教えてもらえるなど。  高齢者本人にとってのメリットがなければ、使い続けてもらうことは難しいです。 本人に気に入ってもらえるものを選んでください。
    服薬支援、熱中症対策
  • ●2-2:料金的に無理がないから続けられる

    高齢者向けの見守りサービスやロボットは、低価格なタイプから高額なものまでいろいろです。 当たり前ですが、機能が良い・サービスが充実しているものほど、料金設定は高くなります。
    また、機器本体を購入すれば使えるタイプと、その他にオンラインでクラウドと連携をして、使う月々の使用料を支払うタイプがありますが、どちらかと言うとサブスク式が多いようです。
    初期費用と月額料金を考慮して、無理のないものを選んでください。
    高齢者見守りサービスと料金
    ◆見守る側が本体をプレゼントして、月額料金をご本人にお支払いいただくという方が多いようです。

    また、利用したいサービスやロボットが、Wi-Fi接続しての利用である場合には、Wi-Fi環境がないと使えません。 どうしても利用したい場合は、 ポケットWi-FiやWi-Fi環境の導入も検討する必要があります。

●ポイント3:期待する目的を果たせること

高齢者の見守りには、いろいろな形態があります。 どんな風に見守りたいのか? どんなことが心配なのか? どんな不安に備えたいのか?
期待する目的を果たせるサービスを選んでください。

  • ●3-1:高齢者見守りサービスいろいろ

    目的別の「高齢者見守りサービス(ロボット含む)」についてです。
    高齢者見守り方いろいろ

    ◆映像で様子が観たい=カメラタイプ

    日々の様子を映像で見守りたい方向け。 監視カメラのようなタイプは、見張られているようで嫌だと感じる高齢者も多いようなので、会話システムとカメラと両方 使えるタイプの人気があるようです。

    ◆緊急時に駆け付けたい=警備保障会社タイプ

    高齢者の一人暮らしや、見守る側が留守にしていることが多い場合など。 万一のことがあった場合に、緊急でかけつけてもらいたい方向け。
    アルソックやセコムといった「警備保障会社」が提供しているサービスです。 センサーやカメラ導入など、初期費用が高額になるプランが一般的ですが、 例えばNURO光のスマートプランをオプションで付けるなど、少額で駆け付けサービスだけプラスすることもできます。

    ◆センサーで危険を回避したい=振動センサ・人感センサ・環境センサなどの機能があるタイプ

    振動センサ玄関ドアや掃き出し窓に設置して、外出や危険な場所への立ち入りを見守ります。

    振動センサ冷蔵庫や部屋のドアに設置して、いつも通りに過ごせているかを見守ります。

    人感センサ人の動きを察知するので、他の機器と連携させるのに便利です。防犯対策にも。

    環境センサ室温や湿度などを計測してくれるので、熱中症対策の声掛けなどに役立ちます。

    ◆離れた場所からコミュニケーションをとる=つながる会話タイプ

    会話のできるロボットを設置して、離れた場所からスマホを通してメッセージを送って見守ります。
    ロボットが自動で話す会話はシンプルなことが多いので、見守る側からの声掛けも大事です。 複数の家族で見守りできるタイプも多いので、皆で楽しくコミュニケーションをとりたい方向け。

    ◆楽しく会話をしてもらいたい=会話タイプの高機能タイプ

    AI搭載の会話ロボットと、毎日楽しくおしゃべりしてもらいたいとお考えの方に。 本サイトでご紹介している「見守りMamo.」は、このタイプです。
    話せば話すほどお話が上手になるので、一人暮らしや同居家族が不在がちという高齢者さんや、お話好きな方におすすめです。 見守る側がまめにメッセージを送れなくても、 ロボットの機能で、細やかな返しをしてもらえます。

    ◆無理なくサポートしたい=Wi-Fiがなくても使えるタイプ

    シンプルな機能しか使えない場合が多いですが、Wi-Fiがなくても使える見守りサービスもあります。
    あまり初期費用や月額料金はかけられないが、見守りサービスを利用してみたい方向け。

    ◆健康状態を見守りたい=スマートウォッチタイプ

    スマートウォッチは、血圧測定・心拍計・睡眠計・血中酸素濃度測定機能など、健康管理に役立つ機能がついた 腕時計です。 人気のAppleウォッチの高齢者タイプというイメージと思います。
    GPS機能やビデオ通話など、商品によって搭載された機能もいろいろですが、「腕時計」なので高齢者に毎日はめてもらう必要があります。

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